中国企業の結末は破産 企業家の結末は監獄

2024/09/27
更新: 2024/09/27

中国山東省出身の著名な企業家、趙海濤氏は、かつて数十社を所有し、事業は順調で、資産は8億人民元に達していた。しかし、彼は中共(中国共産党)当局の「操り人形」になることを拒否したため、抑圧と迫害を受けた。以下は彼の物語だ。

趙海濤氏は山東省出身で、国際貿易を専攻して卒業した。2006年から、彼は文化メディア、テクノロジー、国際貿易の会社をいくつか設立し、2017年には彼の企業は500人の従業員を抱え、資産は8億人民元に達した。

しかし、彼は権力者の「操り人形」になることを拒んだため、最終的に中共からの抑圧を受けることになった。

趙海濤氏は次のように語っている。
「長い間、『操り人形』として行動しなかった結果、彼らが私の企業に対して致命的な一撃を与えた」

趙海濤氏は、どんなに努力しても、どんなに良い意見を持っていても、自分が設立した電子商取引会社は、中共の意のままに運営する企業には敵わないと指摘した。

趙海濤氏は次のように述べている。

「本当にゼロから始めた民間企業家たちの結末は悲惨で、倒産するか逮捕されるかのどちらかだ。企業経営の結果は破産であり、企業家の結末は監獄だ。これは例外なく当てはまる」

中共当局は趙海濤氏に圧力をかけるため、公安部門に彼の資産を競売にかけるように要求し、その後、彼の数十社の子会社も税務部門から連絡を受けた。

趙海濤氏は続けて言う。

「中国民政部の傘下にある企業とは、多くの商業的なやり取りがあった。しかし、その企業が法的なトラブルに直面した際、彼らは経営を続けたくなく、すべての負債を私に押し付けようとし、企業の再編成と株式の取得を要求してきた。私がそれを引き受けたくなかったので、彼らは公安局の介入を始め、これが2年間続き、最終的に妥協に至った。その妥協の結果は、そもそも事件が成立しないというものだった」

ある時、彼は出張のために飛行機に乗ろうとしたが、杭州の空港で、中共の公安に逮捕され、37日間拘留された。

趙海濤氏は振り返る。

「彼らは私の家族を脅迫し、金銭を要求し、常に圧力をかけてきた。金があれば話し合いができるが、金がなければ話が進まないと言われた。しかし、37日後に事件は検察院に送致された。その後の結果は、1年間の保釈待機で、事件はまだ捜査中だ。私は、自分が無実であると心の中で思っている。なぜなら、私は犯罪を犯していないからだ」

1年間の保釈待機が満了した後、中共公安は事件を撤回し、彼に6か月間の監視居住を科した。その後、当局は河南省の洪水を理由に、保釈待機をさらに1年延長した。

趙海濤氏は次のように指摘する。「検察院は、これは彼らの管轄外であると明確に述べており、これは公安の問題だと言われた。告訴できることは理解しているが、このシステムの難しさを深く理解しているため、彼ら(共産党)を告訴することはほとんど無駄だと感じている」

彼は釈放されてから2か月後、再び勾留通知書を受け取った。

趙海濤氏は次のように述べている。

「これは本当におかしい。同じ事件で、同じ捜査機関が関与しているのに、新たな犯罪事実が調査されることはなく、まるで豆を炒るかのように、何度も繰り返され、決して終わることがない。このような極端な状況では、私は本当に耐えられない。中国でビジネスを営む人々は、20年間の努力で築いた産業を簡単に手放したくないからだ」

何度も迫害を受けた結果、趙海濤氏は精神的に抑うつ状態になり、再び中共に逮捕されることを非常に心配している。

ある時、趙海濤氏は家の周りにカメラを設置した。そのカメラが動きを感知すると、携帯電話に通知するようにしていたが、携帯電話は常に通知を出し、彼は誰が動いているのかを確認するために開かなければならなかったという。

「突然、誰かが訪ねてくるのではないかと心配だった」

彼は6時間の山道を歩き、熱帯雨林を越え、南部の国境を越えて、中国を逃れなければならなかった。

2023年11月に米国に到着した後も、趙海濤氏は中共の警察に逮捕される夢を見続けている。趙海濤氏は次のように警告している。

「今は危険を感じていないかもしれないが、企業家の夢を抱いている限り、あなたは滅亡に近づいている」