【動画あり】中国で警察官が殺害 犯人は銃奪取 武警と狙撃手が出動し市街を封鎖

2024/09/03
更新: 2024/09/03

9月2日、中国長春市において警察官が殺害され、銃が奪われる重大事件が発生した。当局は大量の武装警察(武警)を動員し、狙撃手を配置して現場を封鎖した。中国では最近、殺人事件や刃物による攻撃が頻発しており、これは中国共産党(中共)の統治下において社会の治安が失われていると分析している。

事件現場

事件は長春市紅旗街の万達文華公館C区で発生した。男性住民と管理会社との間にトラブルが発生した後、管理会社は警察に通報し、警察が現場に到着した際、警察官の一人が男性住民に刃物で刺され死亡した。その後、男性が警察官の銃を奪い発砲し、警察官2人を撃った。一人は死亡し、もう一人の生死は不明である。

警察の対応

大量の特警と武警が全武装で現場に急行し、高層ビルと地上に狙撃手を配置した。多くの市民は現場の封鎖を見守っている。

事件の背景

中国では近年、経済の低迷と不動産市場の不振が続いており、企業の人員削減や賃金カットが相次ぎ、これにより、多くの人々が失業し、生活が困難になっている。さらに、中共が生み出した憎悪教育が凶悪な気配を濃厚にし、さまざまな深刻な事件や一家が犠牲になるような惨事が頻発している。

ネットユーザーがソーシャルメディアの情報を基に統計を取ったところ、5月7日から7月4日までの間に中国で40件以上の刃物による傷害事件が発生し、少なくとも55人が死亡し、48人が負傷したことが明らかになっている。

社会心理学の見地

元内モンゴル自治区政府法律顧問室の執行主任である杜文氏によれば、共産党の高圧的な統治、経済の低迷、司法の不公正、国民の救済手段の欠如、社会心理の圧迫が深刻化しており、さまざまな深刻な社会的事件が相次いでいるという。これらは「社会的圧力による極端な行動」または「社会的圧力が引き起こす暴力行動」として知られている。

このような背景の中で、現在の中国社会は共産党の統治下における社会の制御喪失を直接的に示している。

程静