1日夜、湖南省常徳市漢寿県にある橋「沅水(げんすい)大橋」でカゲロウとみられる羽虫が大量発生し、橋の街路灯に集まった虫が路面に落ちて降雪したような光景が見られた。
しかし、力尽きた個体が地面(道路)に落ち、厚さ数センチの死骸の層ができ、それが原因とみられる車同士の交通事故も発生した。
現場で動画を撮影した市民によると、道路に積もった虫で「車が全く動かなかった」という。
「今回発生したカゲロウの数は少なくとも10億匹以上」と専門家は推測しており、この突然過ぎる異常事態に現地当局は対応に追われた。
(カゲロウ大量発生、2024年9月1日、中国湖南省常徳市)
現地の農業専門家によれば、カゲロウ大量発生の原因は、最近の熱さで水温が高かったことで、成長のスピードが早まった可能性があると指摘。
カゲロウはこの時期、川に生息する幼虫が羽化する。
「カゲロウ乱舞」の様子を捉えた動画はSNSでも共有され、ネット上では「あの無数に飛び交うカゲロウの群れの中に放り込まれて正気でいられる人はいるだろうか」という声のほか、「何かの災害の前兆なのかも」「天変地異でも起きないことを祈る」といった不安の声も。
(カゲロウ大量発生、2024年9月1日、中国湖南省常徳市)
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