中国で新変異株の感染拡大、国有企業幹部が相次ぎ死亡

2024/09/03
更新: 2024/09/03

最近、中国では新型コロナウイルスの新しい変異株に感染する人が増加しており、全国の病院は再び満員となり、多くの国有企業の幹部が相次いで亡くなっている。

政府は死因やデータを隠し続けている。一方で、一部の地方政府は、秋に新たなパンデミックが発生する可能性を否定せず、再び市民に外出時のマスク着用を求めており、これが市民の不安を引き起こしている。

中国のあるセルフメディアは「最近、周りに『陽性者』が増えているのに気づいたかな? 私の同僚も多くが感染している。そう、また新たな波の新型コロナがやってきた」と言っている。

現在、中国各地の病院は再び満員で、多くの市民の家族全員が、感染したと報告しており、医者も感染しているケースがあるとしている。

中国心臓内科の王医師は「毎日動画を発信して皆さんに新型コロナが来ていると警告していたが、まさか自分も感染するとは思わなかった」と話した。

新型コロナウイルス感染は、中国本土で増加傾向にあり、中国共産党(中共)の疾病予防管理センターのデータによると、7月には感染者数は増加した。広東省疾病予防管理センターは、7月に広東省で1万8384件の感染が確認され、前月より1万件以上増加したと発表し、実際の状況はさらに悪化していると予測している。

上海復旦大学附属華山病院の感染症科主任である張文宏氏も、中国の感染状況が上昇段階にあることを認めている。

8月15日、「広東の今回の新型コロナ感染は若者の症状がより顕著」という話題が微博でトレンド入りした。

広州新市医院の呼吸内科主任医師、楊建民氏は次のように述べている。

「7月と8月になると、新型コロナウイルス感染が再び増加傾向にあり、若者は以前と同じく、頭痛や発熱の症状がある」

多くの中国の人々が、新唐人テレビに対して、新型コロナウイルスのパンデミックが、中国全土に広がっており、感染しているのは若者だけでなく、高齢者もいると伝えている。

河北省の張さんは次のように述べている。

「高齢者や子供がいる。このウイルスは全国のどこにでも存在している。ウイルスの症状はますます深刻になっており、その影響は非常に大きい。10人中4、5人が喉の痛みや発熱を訴えている。重症の患者も発熱と喉の痛みを抱えている。私の息子も、妻も感染した」

中国のSNSでは、北京の人々はウイルス感染の状況について活発に情報を交換している。一部のサラリーマンは、最近、会社の半数以上が陽性になったと報告している。

8月28日、瀋陽市疾病予防管理センターのある専門家は、中国における新型コロナウイルスのパンデミックが再び高まっていることを認め、瀋陽の感染者数が増加していると報告した。また、秋に新たな波の新型コロナウイルスが流行する可能性にも触れ、外出時にはマスクを着用する必要があると強調した。

中国の皮膚病・性病科医である欣欣氏は、「慢性疾患を持つ患者、特に糖尿病の患者は、必ず防護に注意するように。この2日間、外出時にはマスクを着用することを忘れないように」と述べた。

また、一般市民や企業の幹部、さらには中共の高官が相次いで病死している中、当局はその死因やデータを隠しているとしている。

中共の公式発表によれば、7月には全国で新型コロナウイルス感染による重症例は203件で、新たな死亡例はわずか2件としている。

時事評論員の李林一氏は「このパンデミックは、実際には大量の死を伴っており、中共はそれを認めることすらできない。公表されている数字は。実際には大幅に縮小されている」と述べた。

北京市民は新唐人に対し、パンデミックは、決して収束しておらず、周囲で次々と突然死が起きていると語っている。

北京市民の魏さんは「突然亡くなる人が多い。年齢は様々で、30代や50代の人もいる」と語る。

上海や広東などの多くの市民が最近、原因不明の突然死が増加していると報告している。

上海のフードデリバリーの配達員の陳さんは、「亡くなる人が結構多い。私は上海で配達をしているが、葬儀を行う人が多い。私の隣人は50歳未満だったが、突然亡くなった。これは一週間ほど前のことだ。症状はなく、夜勤から帰宅し、昼間は家にいると、突然具合が悪くなった」と話している。

広州市民の文さんは次のように語っている。

「高齢者が多く亡くなっている。私が知っているだけでも5、6人いて、60、70、80代の人が突然亡くなっている。理由もなく亡くなる人もおり、ある方は道で倒れて亡くなった。先日、私の住んでいるコミュニティで、ある人が歩いている時、突然倒れ、そのまま亡くなった。年齢は50代か60代だ」

8月10日から24日までの半月の間に、53歳、43歳、50歳と52歳の企業幹部が次々と病死し、4人全員が共産党員だった。

パンデミックが発生した初期の段階で、法輪功の創始者である李洪志氏は『理性』という経文の中で警告した。「今の『中共ウイルス』(武漢肺炎)のような疫病は目的と目標を定めています。中共ウイルスは邪党の党員、中共邪党の支持者を淘汰するためにやってきたのです」

李洪志氏は災難を避けるための方法についても、「中共邪党を遠ざけ、邪党を支持しないことです。なぜならば、邪党の背後にいるのは赤色の魔だからです。ならず者のように振る舞い、悪事の限りを尽くしています。神は邪党の根絶に着手し、支持者は全部淘汰されます」と明確に示している。