社会問題 夏雪は亡霊の怨念や慷慨悲憤、嘆き悲しむことによる

冤罪の怨念? 中国山東省で「またしても」夏に雪が降る

2024/07/23
更新: 2024/07/23

真夏日が続くなか、中国では「またしても」降るはずもないのに雪が降った。

今月20日、中国山東省煙台市の高層ビルから撮影された動画のなかでは、雪が降っていた。

現地市民によると、雪は動画撮影された「限られたごく一部の地域」でしか降らなかったという。

「夏に降る雪」の動画は現地のテレビ局も取り上げ、関連報道の下には5千以上のコメントが寄せられた。

これらコメントのうち、「どんだけの怨念が積もってるんだ?」とするコメントには1万以上の「いいね!」がつき、百件以上の「返信」が寄せられている。

冤罪

中国では古来から「夏に降る雪は冤罪(えんざい)があり、亡霊の怨念や慷慨悲憤(こうがいひふん・社会の不義・不正や自らの運命などに憤りをおぼえ、嘆き悲しむこと)が神を動かしたから」といわれている。そのため、この異常気象を「神の怒り」や「不吉の前ぶれ」「天下大変の前兆」とする民間の言い伝えもある。

そのため、「夏に降る雪」、「六月飛霜(雪)」という言葉を聞くと、中国人であれば、誰でもすぐ脳裏に浮かぶ言葉、それは「冤罪」である。

この頃、北京や四川省、黒竜江省、甘粛省など各地で「夏に降る雪」が相次いで確認されている。

 

(夏に降る雪、2024年7月20日、中国山東省煙台市)

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!