ネットショッピング支出増加、利用世帯も増加

2024/07/05
更新: 2024/07/05

総務省統計局が5日に発表した家計消費状況調査によると、5月のネットショッピング支出額は前年同月比で増加した。2024年5月のネットショッピング支出額は2万3484円で、前年の2万2227円から5.7%増加している。また、1世帯当たりの支出額も前年の4万2120円から4万2950円へと2.0%増加した。

ネットショッピングの利用世帯の割合も増加しており、2024年5月は54.7%となった。前年同月の52.8%から1.9ポイント増加している。

支出額の増加に寄与した主な項目として、食料が9.1%の増加で寄与度1.87%を示した。続いて旅行関係費が5.0%の増加で寄与度1.07%、衣類・履物が7.6%の増加で寄与度0.81%、チケットが10.4%の増加で寄与度0.46%となっている。

ネットショッピング支出額の推移を見ても、2022年から2024年にかけて一貫して増加傾向にあることが分かる。この背景には、コロナ禍でオンラインショッピングが普及、定着し、消費者の購買行動が変化したと考えられる。

専門家は、ネットショッピングの利便性がさらに高まり、多くの消費者がオンラインでの買い物を継続する傾向が続くと予測している。今後もネットショッピング市場の成長が期待される。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。