中国海軍の駆逐艦とフリゲートが大隅海峡を通過 ここ3日で2回

2024/06/29
更新: 2024/06/29

防衛省統合幕僚監部は、6月27日午後、宮崎県の都井岬南東約40kmの海域で、中国共産党(中共)海軍のルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦1隻とジャンカイⅡ級フリゲート1隻を確認したと発表した。これらの艦艇は前日にも大隅海峡を通過しており、海上自衛隊が警戒監視活動を強化している。

宮崎県沖の国際水域における中共海軍艦艇の動向が注目を集めている。6月27日午後2時頃、海上自衛隊は宮崎県都井岬の南東約40キロメートルの位置で、中国海軍の2隻の艦艇を目撃した。目撃されたのは、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(艦番号「124」)とジャンカイⅡ級フリゲート(艦番号「538」)だ。

これらの艦艇は、同日、北西から大隅海峡を西進し、東シナ海へ向けて航行したことが確認されている。

 

これらの艦艇は、同日、北西から大隅海峡を西進し、東シナ海へ向けて航行したことが確認されている(画像は防衛省統合幕僚監部のスクリーンショット)

 

特に注目されるのは、これらの艦艇が前日の6月26日にも大隅海峡を東進しており、同一の艦艇が短期間に同じ海域を行き来している事実は地域の安全保障環境に対する潜在的な挑戦と見なされる。

防衛省は、これらの艦艇の動きに対し、海上自衛隊第1海上補給隊所属の補給艦「おうみ」および第1航空群所属の哨戒機)「P-1」を用いて警戒監視及び情報収集活動を強化している。