中国で増加する突然死 葬儀場は大忙し 原因は何か?

2024/06/21
更新: 2024/06/21

中国では感染症の拡大が継続しており、特に若者の間で心血管疾患や脳血管疾患が増加する傾向にある。各地の状況を見ると、中年層の突然死が目立ち始め、葬儀場は連日のように忙しく、葬儀が絶えず行われている状況だ。

最近、市民からの報告によると、心疾患・脳血管疾患の若年化が進んでおり、若者の突然死がもはや珍しいことではなくなっている。

以下は現地の人々の声だ。

山東省の馬さん

「最近、地域では脳梗塞や心筋梗塞が目立つようになり、30代や40代での発症例も散見される。実際、先日は同僚の奥さんが脳出血で倒れ、今も病院に入院している」

黒竜江省佳木斯市の劉さん

「心筋梗塞や脳梗塞のケースが増えており、心臓病やがんの患者数も上昇している。40代や50代での発症が多く、ワクチン接種者の多いのが特徴だ。基礎疾患がないにも関わらず、突然心筋梗塞や脳梗塞を発症し、生存しても麻痺を残すケースがある。亡くなる人の中には、誤った情報に影響されていた人が多いようだ」

さらに、新型コロナウイルスのワクチン接種が義務付けられたことにより、多くの中年層が重篤な状態になっているという報告がある。

江蘇省に住む葛さん

「私の友人で40代、50代の方が脳出血で亡くなった。また、親戚の人が転んでしまい、1か月間寝たきりの状態が続き、つい最近亡くなった。ワクチン接種後に突然の病気が増えているようで、がんや体に結節ができる人も増えている。病院はとても忙しい」

安徽省の農家 湯さん

「心臓病、脳血管の疾患、高血圧、肺がん、肺の結節などが増えており、増加のペースは急速だ。特に30代から50代の患者さんが多い。一般的に、家庭の経済状況はあまり良くないため、高齢者の中には治療を断念する人が多いのが現状だ」

陝西省の住民である張さん

「私たちの地域では、60歳前後の方が脳出血で倒れるケースがいくつかあった。公園で運動中に突然亡くなったり、緊急治療を受けしたりている。亡くなった方は4、5人に上ります。これがワクチンとの関連があるのかもしれない。ともかく、ほぼ全員がワクチンを接種しているからね」

また、地域の住民からは、50代や60代の中高年齢層が突然亡くなることが珍しくないという話や、葬儀が絶えず行われているという報告を寄せている。

貴州省遵義市の羅さん

「病院が満床で、以前よりも患者さんの数が格段に増えている。緊急治療が必要な人もいれば、そうでない人もいる。原因不明で亡くなる人もいる。葬儀の数も多く、時には1日に複数回行われることもある」

さらに、多くの地域で、特に農村部では人々が次々と亡くなり、葬儀業者の仕事が盛況であるという情報が入っている。

北京郊外の柴さん

「ここ1、2か月の間に、脳卒中や心筋梗塞の発生件数が昨年に比べて大きく増加した。私たちの村では、30代から70代の健康だった人が突然亡くなるケースがある。肺がんでも3、4人亡くなった。葬儀業者の業績は昨年に比べてかなり好調で、売上はおそらく倍になっているだろう」

湖北省の荊州の村民、呉さん「私が知る限り、農村では多数が亡くなっている。50歳前後で健康に見えた人が、脳出血や脳梗塞で突然亡くなっている。この問題に関しては口外禁止だ。彼らはワクチンを接種していたはずだ。接種していなければ、外出も許されなかっただろうから」

新型コロナウイルスは2019年末に武漢で発生した。中国政府はその後3年間にわたり厳格な「ゼロコロナ」政策を実施し、国民にワクチン接種やPCR検査を義務付けた。この政策が原因で、多くの人々が後遺症に苦しむことになった。2022年末、準備が整っていない状態で封鎖を解除し、その結果、多数の死者が今も続いている。