中国 かつての超・繁華街、テナント料は月10万元(約216万円で)もした

閑古鳥鳴く中国の有名な歩行者天国の悲惨な現状

2024/06/14
更新: 2024/06/14

実質的なゼロコロナ終了から1年以上が経つ。しかし、中国経済はいまだ回復の兆しが見えないばかりか、凍りついたような大氷河期のような不況に突入したままだ。手の先さえ見えない暗闇というべきか。

最近、広東省広州市にある有名な歩行者天国「上下九路(しゃんしゃーじぉうるー)」の悲惨過ぎる現状を、撮影した動画がネットに投稿され、物議を醸している。

動画のなかには、あまりにも閑散とし、閉店したままの店がずらりと並んでいて、かつて「大繁盛」だったといわれる歩行者天国の今、殺伐として無味乾燥な姿があった。

「以前はこのあたりは激戦区で、テナントを構えるのも非常に難しかった。20年前のここのテナント料は月10万元(約216万円で)もしたんだ」と「上下九」の現状を撮影した中国人ブロガーはいう。

「この目で実際に見ていなかったら、実に信じ難い事だ」
「いったい何が起きたんだろう、本当に信じられない」
「ここが本当にかつての繁華街『上下九』なのか?」

動画撮影者は以上のような感嘆を連発しながら、かつての超・繁華街のあまりに悲惨な現状を嘆いていた。

(2024年6月10日の午後6時過ぎに撮影された広東省広州市にある著名な歩行者天国「上下九」の現状)

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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