肥料工場から上がる「紫色の煙」 工場側は無害と言うが、地元民は健康被害を懸念=中国 河南

2024/02/19
更新: 2024/02/19

今月14日、河南省駐馬店市にある肥料工場から突然、大量の「紫色の煙」が大気中に放出されたことが分かった。

工場側は「無害無毒だ」と主張する。しかし、あまりにも奇異な紫色の煙に、地元民は納得せず「健康に害を及ぼすのではないか」と不安が広がっている。

ネットに流出した現場映像のなかには、工場の高い煙突から濃い紫色の煙が出ていた。そのいかにも「有害そうな煙」は、工場の上空を覆い、四方八方に拡散した。

関連動画は、ネット上で物議を醸した。「健康に無害だなんて、絶対信じないぞ」といった疑いの声から、なかには「あの紫色の煙を一口吸えば、仙人になれる」といった皮肉まで寄せられている。

さらには「無害かどうかは、すぐに分かる。そう言うお偉いさんを煙の中に、マスクなしで10分間も立たせればよい」と提案する声もあった。

2024年2月14日、河南省駐馬店市にある肥料工場から突然、大量の「紫色の煙」が大気中に放出された。(SNSより)
李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。