新疆でマグニチュード7.1の地震、布団をかぶって避難する民衆

2024/01/23
更新: 2024/01/23

1月23日早朝、新疆ウイグル自治区アクス区ウシュトゥルファン県でマグニチュード7.1の地震が発生した後、余震が相次いだ。

23日午前8時現在、マグニチュード3以上の余震が40回発生し、最大の余震はマグニチュード5.3に達した。住民は毛布をかぶって空き地で非難した。家屋が倒壊し、人々は負傷し、電力供給も影響を受けた。 一部の列車に遅延が起こった。

中国メディア、中国地震台網の情報によると、2023年1月23日の2時09分に新疆ウイグル自治区アクス地区のウシュトゥルファン県(北緯41.26度、東経78.63度)でマグニチュード7.1の地震が発生した。

震源の深さは22キロメートル。震源地はウシュトゥルファン県に位置し、高山地帯で、震源から5キロメートル以内の平均標高は約3048メートルで、人口も少ない。この地震によりアクス地区、クズルス・キルギス自治州とカシュガル地区で強い揺れが感じられた。

地震発生後、新疆では余震が相次ぎ、午前8時時点で、合計40回のマグニチュード3.0以上の余震が記録され、午前9時18分にはマグニチュード5.2、深さ10キロの地震が発生した。

現在、クズルス・キルギス自治州では家屋が倒壊し、住民が負傷している。23日午前6時現在、少なくとも3人が負傷している。

インターネット上で広がっている動画によると、地震の時、人々は掛け布団をかぶって建物の下の空き地へ避難した。また、余震を避けるため、車を運転して空き地に向かった人もいた。別の動画では、家屋が倒壊し、牧民の子どもたちが瓦礫の下敷きになっていた。

地震発生後、震源地付近の電力供給が影響を受け、ウシュトゥルファン県の町や村では停電が発生した。 新疆ウイグル自治区の一部の旅客列車は程度の差こそあれ遅延が起こり、23日午前5時現在、影響を受けた列車は23本に達した。

また、米国地質調査所は、 「甚大な被害が出る恐れがある」と、この地震により死傷者が出た可能性があると指摘している。しかし、震源地の集落や山間部での死傷者の報告は当面ない。

AFP通信は新疆ウイグル自治区に隣接するキルギスタンの首都ビシュケクも地震の影響を受けたと報じた。建物が揺れ、家具が移動し、人々が家から路上に逃げ出した。

蕭律生