「まるでこの世の終わり」 巨大な砂嵐に呑み込まれるオアシス都市=中国 新疆

2023/07/04
更新: 2023/07/04

7月2日の18~20時(現地時間)に、中国西北部に位置する新疆ウイグル自治区の東端、天山山脈東部の扇状地に開けたオアシスの都市・哈密(ハミ)市で、突然の砂嵐(砂あらし)が発生した。

強烈な砂嵐が、一瞬にして街を呑み込む様子を捉えた動画がSNSに多く投稿されている。「昼が一瞬で夜になった」「家の中にいたが、突然真っ暗になった。まるでこの世の終わりのようだった」といった感想のほか「自然災害を前にしたら、人間なんてちっぽけすぎる。大自然にもっと畏敬の念を抱くべきだ」などの声も目立つ。

今年4月、中国の北部は何度も砂嵐に見舞われた。北京市内も、度重なる黄砂に覆われている。一部の黄砂は南下し、長江を越えて江南地区にまで入った。中国の半分の地域、4億人以上が砂嵐や黄砂の被害を受けたとみられている。

以下に、市民が撮影した映像の一部を紹介する。

 

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。