2023年3月、浙江省温州市のある幼稚園が、園児の保護者宛てに、法輪功を誹謗中傷する内容が入った「保護者および児童が法輪功を含む宗教を信仰しないことを求める誓約書」を送付していたことがわかった。幼稚園は保護者に、署名した上での提出を求めている。
その「宗教を信仰しない誓約書」とされるものがSNSで公開されている。
書面には「無神論教育への学習を強化し、宗教を信仰せず、宗教活動に参加しない。いかなる場所でも宗教を広める宣伝をしないこと」が記されている。また「決して法輪功などのカルトに参加しない」など、対象を指定した要求まで書かれている。
中国共産党は以前から、法輪功を「カルト」として誹謗中傷している。
米国務省は先月、世界各国の信教の自由の状況についてまとめた「2022年の報告書」を発表した。
そのなかで同省は、人権団体の情報を引用し「中国共産党政権は『自身の政権と敵対する』と判断した団体をカルトと見なしている」と指摘している。
つまり、中共に敵対すると(中共が)見なせば、それが「カルト」になってしまうのだ。
中共に敵対する「要因」として思い当たるのは、法輪功はその健康効果の高さや、優れた心身の調整力から、非常に人気が高かったことだろう。それゆえに、1999年7月の迫害開始前には、法輪功は中国国内で爆発的に広まった。
それを「中共に敵対する」と見なしたのは、江沢民という、中国人の誰もが愚物と認める男の、病的なほど嫉妬深い狭隘な精神のせいである。言うまでもないが、法輪功に何かの問題があったわけではない。
日本の読者各位には、目の毒なので決して閲覧をおすすめしないが、中国語のウェブサイトに「中国反邪教网(中国反カルトネット)」というものがある。もちろん、中共の御用達サイトである。
そこには、中共がいう「邪教」関係の記事が醜く並んでいるだけで、信憑性は全くない。法輪功に関する記載がほとんどだが、ウソをつくにももう少し上手くつけないかと思うほど、ひどいレベルである。
さて、一応その「中国反邪教网」によると、カルト(邪教)の「六大特徴」として「神格化した教祖、マインドコントロール、金儲け、秘密結社、公共の利益を損なう、社会の安定を脅かす」などを挙げている。
しかし、中国共産党がいうカルト(邪教)をよく見ると、実は、鏡に映った醜い自身を見て恐怖し、勝手に発狂しているに過ぎないことが分かる。
現代の中国社会が抱える全ての問題が、この「六大特徴」に該当するからだ。このような惨憺たる社会になった原因は、宗教云々の問題ではなく、無神論者である中共そのものにあると言ってよい。
そのため「これらの特徴は、中国共産党にこそ、すべて当てはまる」という指摘がネット上で多く見受けられる。
法輪功は、いわゆる宗教ではなく、自身を向上させていく「修煉」であるが、そのような正当な理解を中共ができるわけはない。
なにしろ中共は、幼稚園児の保護者に「宗教を信仰しない誓約書」を求めるレベルなのだ。いずれにせよ、中国共産党が「それくらい、怯えている」ことは疑いないだろう。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。