米ネット通販大手のアマゾンは7月中旬にも中国での公式アプリストア「Amazon Appstore」のサービスを終了する。利用者への通知メールで判明した。アマゾンは昨年にも中国での電子書籍サービスのサービス終了を発表していた。
大紀元の姉妹メディア・新唐人テレビ(NTDTV)などの報道によると、中国共産党政権の経済への締め付けが強まるなか、多くの外資系企業は撤退や規模縮小を余儀なくされている。
メールによると、アプリストアは7月17日に終了する予定だが、理由は明らかにしていない。いっぽう、ネット通販サービスは継続するという。アマゾンは昨年、電子書籍サービス「Kindle」における新規購入を今年6月30日で終了すると発表した。
ビジネス系SNSの「LinkedIn」も今月初めに、中国でのアプリサービスを停止し、人員の整理を行うと発表した。
共産党による一党独裁が続く中国本土では企業活動への締め付けが一層強まっている。複数の外資系企業が警察による家宅捜索を受け、現地の従業員が拘束されるケースも発生している。反スパイ法の改正で、より厳格な規定が導入されたことから、取り締まりがさらにエスカレートすることが懸念されている。
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