[東京 27日 ロイター] – 岸田文雄首相は27日午前、安倍晋三元首相の葬儀に参列するため訪日したオーストラリアのアルバニージー首相やインドのモディ首相と会談し、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて連携することを確認した。
日豪首脳会談で岸田首相は、安倍元首相の死後、オーストラリア議会両院での追悼決議や最高位勲章の叙勲など「安倍元首相と、日本に対して示された特別な配慮に心から感謝する」と述べた。
一方のアルバニージー首相は追悼の意を示すとともに、日豪関係は非常に重要であるとして、葬儀参列のための自らの訪日もその証だと説明した。
日印首脳会談でも、岸田首相はインドが国を挙げて示した弔意に謝意を示し、安倍・モディ両氏が日印関係で「新たな地平を切り開いた」と述べた。モディ首相は元首相を「安倍さん」と呼んで「忘れられない」とも語り、殺害については「このようなことが起こるとは夢にも思わなかった」と述べた。
岸田首相はこのほか、欧州連合(EU)のミシェル大統領やシンガポールのリー・シェンロン首相とも会談した。
(竹本能文 編集:青山敦子)
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