ドイツのゲルハルツ空軍総監の来日に合わせて、同空軍の戦闘機「ユーロファイター」3機などが初めて日本に飛来し、航空自衛隊と共同訓練を実施する。日独間の防衛協力を深化し、「自由で開かれたインド太平洋」の維持にコミットする。
浜田防衛相が20日の記者会見で明らかにした。ドイツは昨年にフリゲート艦「バイエルン」を日本に寄港させるなど、インド太平洋地域への関与を強めている。
ドイツ空軍機の初来日について浜田氏は「ドイツのインド太平洋地域への揺るぎないコミットメント及び日独防衛協力の深化を象徴するもの」であるとして歓迎の意を表した。
15日に中国海軍の測量艦が鹿児島の屋久島から口永良部島の付近の領海に侵入したことについては、「中国の海空戦力によるわが国周辺の海空域における軍事活動の拡大・活発化の一環」であるとの見解を示した。
防衛費に関して、海上保安庁の予算や退役軍人への年金などを組み入れる「NATO基準」については「指標として一定の意味がある」と述べた。
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