反トランプの共和チェイニー氏、米大統領選出馬検討 予備選敗北後

2022/08/18
更新: 2022/08/18

[17日 ロイター] – 11月の米中間選挙に向けた西部ワイオミング州の共和党予備選挙で敗北した「反トランプ派」のリズ・チェイニー下院議員は17日、トランプ前大統領に対抗するため全力を尽くすと言明し、自らが大統領選に出馬するかどうかを数カ月以内に決定すると表明した。

16日に実施されたワイオミング州の連邦下院選・共和党予備選では、トランプ前大統領を激しく批判してきた現職チェイニー議員がトランプ氏の推薦する候補に敗れる結果となった。

チェイニー氏はNBCのニュース番組「トゥデイ」で、「トランプ氏をホワイトハウスの大統領執務室から締め出すために必要なことを行う」とし、大統領選への出馬を検討していることを明らかにした。

さらに「トランプ氏が米国に非常に重大な脅威とリスクを及ぼし続けると確信している。トランプ氏を打ち負かすには共和党、民主党、無党派の広範かつ団結した戦線が必要で、私はそれに加わる意向だ」と語った。

また、アラスカ州で連邦上院選の予備選では、エジソン・リサーチによると、トランプ前大統領の弾劾に賛成した共和党の現職のリサ・マーカウスキー議員が他の3人の候補と共に本選に進む見込みとなった。

トランプ氏が支持する共和党のケリー・ツィバカ候補と民主党のパトリシア・チェスブロ候補も本選に駒を進める見込み。

エジソンによると、予想集計72%時点でマーカウスキー氏が42.7%で僅差のトップ、次いでツィバカ氏が41.4%、民主党のチェスブロ氏が6.2%。同州の超党派予備選では、上位4候補が11月の中間選挙で争う。

Reuters