中国、新たなオミクロン変異株を確認 蘇州と大連で

2022/04/04
更新: 2022/04/06

中国の蘇州市と大連市はこのほど、市中で中共ウイルス(新型コロナ)の新たなオミクロン変異株が見つかったと明らかにした。

江蘇省蘇州市衛生当局は2日の記者会見で、3月28日に確認された感染者1人に「オミクロン変異株のBA.1.1亜系統」が見つかったと示した。当局は、この新変異株について、国内の感染症例や輸入感染症例に関するデータベース、またはCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の国際GISAIDデータベースで登録されているウイルスと違うゲノム配列を確認した。

遼寧省大連市当局は、1日に確認された感染者から採取した中共ウイルスを既存の変異株のゲノム配列と比較したところ、異なるゲノム配列であることが判明したと発表した。

昨年末にオミクロン変異株が確認されて以来、世界各国で爆発的に広がった。オミクロン株には、主にBA.1、BA.1.1、BA.2、BA.3の4種類の系統がある。

オミクロン株が猛威を振るっている中国では、2日、1万3146人の新規感染者が確認された。このうち、上海市では過去最多の8226人が確認された。上海市は現在、市内のほぼ全域で都市封鎖を実施している。

蘇州市と上海市の間に位置する昆山市は2日、感染拡大防止措置を強化し、一部の地域で外出・移動を制限する「閉鎖式管理」を始めると公表。

(翻訳編集・李凌)