[台北 3日 ロイター] – 台湾で3日、大規模な停電が発生した。当局によると、南部にある主要発電所の設備に不具合が生じ、現在復旧作業が進められている。
停電は南部だけでなく、台北など北部にも及んだ。
台湾総統府によると、台北を訪問中のポンペオ前米国務長官と蔡英文総統の会談はライブ配信が中止された。
半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)などが拠点を置く新竹サイエンスパークは、停電していないという。
また、TSMCが工場を持つ南部の台南サイエンスパークは、午前中に電圧低下に見舞われたが、生産には影響がなかったとした。
TSMCは複数の工場で、最長1秒以上続く「電力低下」が見られたとし、「現在、実際の影響があるかどうか確認している」と発表した。
運輸当局によると、北部と南部を結ぶ高速鉄道にも影響が出たが、通常運行が再開している。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。