国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2日、ミャンマーからバングラデシュに逃れたロヒンギャ難民への支援として、日本政府が100万米ドル(約1.14億円)の緊急無償資金協力の実施を決定したと発表した。安全な水や医療などの提供に充てられるという。
UNHCRによると、バングラデシュ南東部のコックスバザールは、ミャンマーから逃れてきた90万人以上のロヒンギャ難民を受け入れている。昨年10月、UNHCRはバングラディシュ政府との覚書を締結し難民保護の支援を行なっている。
イスラム系少数民族ロヒンギャをめぐっては、ミャンマー政府による差別的な扱いが報告されている。昨年の軍事政権誕生でさらなる迫害状況の悪化が危ぶまれ、バングラディッシュに難民として身を寄せている。
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