海外への漫画文化の普及と国際文化交流の活性化を促す目的で行われる、外務省主催の日本国際漫画賞の受賞作品が15日、発表された。最優秀賞はオランダのAimée De Jongh氏の「砂の日々(Days of sand)」で、世界恐慌の最中の米農家をカメラマンの視点から描いた。
優秀賞は3作品はウクライナのNataliia Rerekina氏らによる「月に選ばれし娘(Moonchosen)」と、台湾の顆粒氏らによる「クリニクラウン―「またね」を最後にもう一度―(CliniClowns: last goodbye)」、スペインのJordi Lafebre氏の「それでも、やっぱり(Always never)」。受賞式は来年2月または3月に開かれる予定で、その後受賞作品は専用ページで試読することができる。
第15回目となる今回は76の国と地域から過去最高となる484作品の応募があった。応募の多かったのは中国で88作品、ついで台湾の49作品、タイの30作品。
日本国際漫画相は日本のソフトパワーである漫画文化を通じて国際交流と相互理解を広げる狙いで、平成19年に麻生太郎外務大臣(当時)の構想により創設された。
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