アルメニアとアゼルが停戦合意、昨年の戦争以来最悪の戦闘受け

2021/11/17
更新: 2021/11/17

[モスクワ 16日 ロイター] – アルメニアアゼルバイジャンは16日、国境での停戦に合意した。アルメニア国防省が発表した。ナゴルノカラバフを巡る昨年の戦争以降で最悪の戦闘がこのほど起きたため、ロシアが双方に自制を求めていた。

昨年の44日間にわたる戦争では少なくとも6500人が死亡した。

アルメニアの国防省は「ロシア側の仲介による合意に基づき、アルメニアとアゼルの国境の東側で戦闘が停止した。状況は比較的安定している」と発表した。

アゼル国防省からは今のところコメントを得られていない。

ロシア大統領府によると、これに先立つ16日、ロシアのプーチン大統領とアルメニアのパシニャン首相は、電話で国境の状況について話し合った。

インタファクス通信によると、ロシアのショイグ国防相もアルメニアとアゼルの国防相と電話で協議した。

アルメニア国防省は、自国の軍隊がアゼルから攻撃を受け、12人の兵士が捕らえられたほか、アゼルとの国境付近の2つの戦闘陣地が失われたと発表した。

アルメニア議会外交委員会のEduard Aghajanian委員長は、15人のアルメニア兵が死亡したと述べた。

アゼル国防省は、アルメニア軍からの大規模な「挑発」に対応したとし、独自の作戦は成功したとした。

Reuters
関連特集: 欧州・ロシア