米国疾病予防管理センター(CDC)が発表した新しい研究によると、中共ウイルス(新型コロナウイルス)感染症患者のおよそ3人に1人が、陽性判定から2カ月後も後遺症に苦しんでいるという。
カルフォルニアのロングビーチ保健福祉局は、2020年4月1日から12月10日の間に中共ウイルスと診断された18歳以上の366人を対象に調査を行った。その結果、3人に1人が4週間以上後も、息苦しさや倦怠感などの症状を少なくとも一つ報告していることが分かった。CDCは4週間以上続く症状を「新型コロナウイルス後遺症」と呼んでいる。
CDCの報告によると、女性や黒人、40歳以上の患者、基礎疾患のある人は後遺症を発症する割合が高いという。また黒人は、他の人種・民族と比較して、呼吸困難や筋肉痛・関節痛を訴える確率が高かった。
2カ月後の症状として最も多かったのは疲労感(16.9%)。次いで味覚障害(12.8%)、錯嗅・嗅覚の障害(12.6%)、呼吸困難(12.8%)、筋肉痛・関節痛(10.9%)であった。
CDCは後遺症を発症するリスクの高い集団を特定することで、ワクチン接種や後遺症の検査や治療などへのアクセスを確保するなど、予防や治療戦略の優先順位を決める取り組みを進めることができるとしている。
ジョンズ・ホプキンス大学のコロナウイルス情報センターによると、米国の累計感染者数は4200万人を超え、世界一となっている。2位のインドと1000万人近い差がある。また、同大学によると中共ウイルスの世界の累計感染者数は2億3100万を超え、死亡者数は470万を超えた。新型コロナワクチンの接種回数は約60億3500万回となっている。
(翻訳編集/Tran Nhung)
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