キヤノンは9日、カナダのレドレン・テクノロジーズの株式を取得し、完全子会社化することを発表した。
レドレンは、医療用画像診断機器やセキュリティ検査装置に用いられるテルル化亜鉛カドミウム(CZT)半導体検出器モジュールの開発・製造において、世界一流の技術を持つ。キヤノンのニュースリリースによると、この技術は断層撮影装置(CT)に用いることで、体内の特定の物質の鮮明な画像化が可能になり、細かな病変の把握が可能になるという。
キヤノンは今回の買収を通じて、次世代型のコンピュータ断層撮影装置「PCCT(Photon Counting CT)」の開発を加速させ、CTをはじめとする事業の強化を目指す。また、CZT半導体検出器モジュールを全世界の医療用機器メーカーに供給できることとなる。
(大紀元日本語編集部)
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