英、中国製の手指消毒液を緊急リコール 殺菌効果なく有毒物質も

2021/01/19
更新: 2021/01/19

英国はこのほど、中国製のハンドジェル(手指消毒液)を緊急にリコールした。同液の殺菌効果は不十分なうえ、毒性の強いメタノールを含んでいたためだという。

英国の取引監視機関CTSIによると、問題の消毒液のエタノール濃度はわずか7%で、WHOが推奨する75%の基準を大きく下回っている。さらに、メタノールを37%も含んでいたという。英国も米国も、手指消毒液のメタノール添加を禁止している。

問題のハンドジェルの商品名は「lbcccndc Instant Hand Sanitiser」であり、製造メーカーは「Guangzhou Sizhu Network Technology Ltd Co」となっている。

現在、同商品はすでに海外のオンラインショッピングから削除されているが、中国のアリババ関連のネット通販ショップからはまだ販売中となっており、「輸出認証済み」のマークを表示している。

海外に輸出している中国製の商品は品質問題が多発している。特に中共ウィルス(新型コロナウイルス)の流行後、マスクや防護服、検査試薬など感染予防製品の品質問題が相次ぎ、各国で起きている。

ブラジル・サンパウロのブタンタン研究所(Instituto Butantan)は1月12日、中国製ワクチンの有効率が50.38%と当初の78%から大幅に下方修正した。

(大紀元日本ウェブ編集部)