ポンペオ米国務長官は10月27日、インドメディア「タイムズ・ナウ(Times Now)」とのインタビューで、「現在、世界中で起きている戦争は自由と独裁の闘いだ。インドだけでなく、全世界は現在、中国共産党(以下、中共)と対抗する最前線に立った」と強調した。
ポンペオ氏は「習総書記の目標は全世界だ。アフリカ全域、さらには中東にまで及んでいる『一帯一路』構想を見ればわかるだろう。これは世界的な課題である」と指摘した。
ポンペオ氏はさらに、「米国はこの課題を理解している」とし「中国の対米投資をより困難にさせた。われわれは公正で互恵的な取引条件が欲しいだけだ。そして、われわれは歴史上かつてないほどの強力な軍事力を築き上げた。さらには外交までも方向転換させた。米国は自由を愛する世界中の国々が助けを必要とした時に支援する用意ができている」と語った。
「インドだけでなく、スリランカ、モルディブ、インドネシアなどの国々も、中共によってもたらされる挑戦に対して共通の認識を持っている」とポンペオ氏は各国が力を合わせるべきだとの認識を示した。
ポンペオ氏はさらに「いかなる国も、弱さを見せれば、中共の侵略を招くだろう」と警告した。
権威主義体制の中共が世界に脅威をもたらしたこの現状について、「率直に言って、米国にも責任がある。私たちは長い間、中共に融和的だった。他の国にルールを守らせてきたが、中共にだけは特例を作ってしまった」と、これまでの米国の対中政策の失敗に言及した。
「武漢からのウイルスは世界経済を破壊し、何百万人もの人々を殺した。多くの国は中共の問題、そして『民主と自由こそが正しい道』と理解している」
ポンペオ長官はインタビューで、米国は力の限り、各国に対していかなる支援も提供するつもりだ。米国は、共に戦い、中共に対して抑止効果を発揮できると確信している。それは使命だ」と表明した。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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