アメリカン航空 体調不良者続出でとんぼ返り

2016/01/30
更新: 2016/01/30

27日、ロンドン発ロサンゼルス行きのアメリカン航空機内で体調不良者が続出、同機は急きょロンドンに引き返した。

英紙デイリーメールの報道によると、アメリカン航空AA109便が同日正午ごろにロンドンを出発し、ロサンゼルスに向かっていたところ、客室乗務員1人がめまいを起こして倒れた。その後5人の乗務員が次々と倒れ、乗客3人もめまいを起こしたため、機長の判断によりロンドンに引き返すことを決定。午後5時ごろ、同機は無事ヒースロー空港に到着した。

乗客は取材に対し「何が起こったのか分からなった。ロンドンへ引き返すというアナウンスだけが聞こえた」とその時の様子を語った。航空会社は機内の検査を行ったが、病原性物質は発見されていない。乗客の荷物は検査のため全て押収されている。

同航空会社の広報担当者はこの件に対し、今回の緊急Uターンは航空の安全性に問題があったからではなく、体調不良を起こした乗客に緊急措置が必要と判断したためと説明するとともに、乗客に迷惑をかけたことについて陳謝した。

(翻訳編集・桜井信一)