拘束された台湾籍法輪功学習者、中国より帰還

2009/08/08
更新: 2009/08/08

【大紀元日本8月8日】先月31日に、中国国家安全局によって強制連行されていた台湾籍の法輪功学習者・邵玉華さんは6日、無事に釈放され同日午後、台湾国際空港に到着した。中国当局が短期間で邵さんを釈放した裏には、国際社会、および台湾政府からの積極的な働きかけがあったからだとみられる。

6日午後、娘(9)を連れて税関を出た邵さんは、待っていた夫・鄭書達さんと対面し、「帰って来た。私はやっと自由の地に戻った」と涙ぐんだ。夫婦は法輪功学習者および国際団体の積極的な救出活動や、台湾政府による迅速な対応に感謝していると述べた。

今回の救出に尽力した米人権弁護士協会アジア地区執行委員長・朱婉_qi_弁護士は、邵さんと会談した後、「邵さんが法輪功学習者であるということが、強制連行の理由だった」と述べ、中国当局を強く非難した。

邵さんが当局によって連れ去られ、行方が分からなくなってから、台湾政府は迅速に中国当局へ連絡をとり、交渉を進めてきた。また、カナダ台湾の友、米人権法律協会、CIPFG(法輪功迫害真相調査連盟)などの国際団体も中国当局を非難する声明を発表し、今回の事件を注視していた。

邵さんによると、中国当局に拘束されていた期間中は、睡眠を奪われ、洗脳、脅迫などの手段で信仰の放棄を強要されたという。邵さんは、今でも信仰のために迫害を受けている中国大陸の法輪功学習者たちのために、国際社会からの助けが必要だと話した。

中国国安が邵さんに信仰放棄の誓約書を書かせるために作った筋書き(国安関係者の筆跡) (李黛娜/大纪元)

(余靜)