【大紀元日本3月21日】中国天津市政府前で3月18日午前10時ごろ、元新疆建設兵団(*)10師団の退役兵士約千人が請願デモを行った。警察車両がデモ現場に待機しており、大量の武装警察がデモ参加者たちと対峙した。
今回のデモ参加者は、最も若い人でも60歳を過ぎている。デモ参加者によると、中国共産党政府が、新疆など国境地帯の開拓を支援する呼びかけに応じた時は十代で、全ての青春をその支援に捧げ大きく貢献したという。しかしその後、中国共産党(中共)_deng_小平の政治集団が行った30年間の経済改革のために多くの人が失業し、生活は極めて貧しくなり基本的な医療も保障されず、生きる術もない状態であるという。
情報筋によると、請願した退役年配者たちは涙を流しながら、30年間の苦難を訴えた。彼らは自発的に生活登録調査票を作り、それぞれの生活の苦しさを政府に何度も訴え続けたが、解決されないままであったため、今回の集団デモのきっかけになったという。
(*)国境地帯で開拓と警備にあたり、平時は農業などの生産活動に従事する開拓団員。
(翻訳編集・余靜)
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