ブッシュ米大統領訪中前に法輪功の請願

2005/11/18
更新: 2005/11/18

【大紀元日本11月18日】法輪功の一団が11月10日にワシントン特別区のファラガット広場に集まり、11月19~21日にかけて中国を訪問するブッシュ米大統領に、中国大陸で迫害されている法輪功修煉者たちの解廟xun_ヒ頼を請願した。

この一団は、両親または一方の親が収監され拷問されている子供たち17人の名簿を持ち、ブッシュ米大統領が中国政府に働きかけて出国ビザを発行するよう請願している。現在米国の大学で博士課程に学ぶツォウ・ユウメイ氏は、2002年に中国で拷問に遭った際に流産に悩まされ、2004年に米国に亡命した。その際、一歳になる娘と離ればなれになったが、米国政府の働きかけで六ヶ月後に米国で再会できた。ツォウ氏は、「母親が子供と離ればなれになることほど惨めなことはありません。中国のこういった孤児には自由で安全な環境が必要です。弾圧と差別のない環境が!」と強調した。

さらに中国当局から長期の服役を言い渡されている修煉者8人の解放についてもブッシュ米大統領に請願した。ワン・ツィーウェン氏は、1999年7月20日に弾圧が開始された当日、禁固16年の判決を受けた。その娘ダニエラ・ワンさんは、「父に会えない6年間は非常に辛く、中国の子供たちが決して私と同じ目に遭うことがないよう望んでいます」と述べた。ダニエラさんは、ブッシュ大統領に直接請願する一方で、テキサスの地方議員にもブッシュ大統領を応援する書簡を出すよう求めている。

その他の団体もブッシュ氏訪中にあたり請願を出している。クリス・スミス米下院議員は、ブッシュ大統領に21名の署名を送り、人権活動家、インターネット政府批判者、脱北者等を解放するよう求めた。大統領はまた11月9日にダライ・ラマ氏と会見し中国における信仰の自由について討論したが、私的な内容としてマスコミに公開しなかった。 米国務省が11月8日に発表した『信仰の自由・世界報告』という年次白書では、中国は「特別に懸念すべき国家」8カ国の内の一つに数えられている。