中国共産党による国民への弾圧と迫害が激しさを増している。米国の人権団体「中国人権擁護者」の報告によれば、中国共産党は弁護士や偽ワクチン被害者などを「新たな5つのカテゴリ」と定め、その子どもや家族にまで"連座制"を適用。追跡や家宅を荒らすなどの嫌がらせ、子どもの就学や海外渡航の権利剥奪、精神病院への収容など、残酷で無差別な手段を用いているという。
「政治花瓶(単なる飾り)」と呼ばれる中国の最高立法機関、全国人民代表大会(全人代)。その地方選挙に、北京の人権派弁護士の妻ら14人がこのほど、立候補を表明した。
2021/10/25
2015年、中国当局による人権派弁護士の一斉拘束によって逮捕された王全璋弁護士は4月27日、妻の李文足さんと息子に再会した。5年ぶりに集まった3人はしばらく抱きしめ合った。
2020/04/28
中国人権派弁護士の王全璋さんの妻、李文足さんは4月26日午前、急性虫垂炎で北京市の病院に搬送された入院した。これを受けて、中国当局によって山東省済南市に軟禁された王氏は同日、北京へ出発した後、まもなく地元警察に止められた。
2020/04/27
2015年7月、中国当局によって人権派弁護士らが一斉拘束された(709事件)後、国家政権転覆罪で実刑判決を受けた王全璋弁護士は5日、刑期を終えて山東省臨沂市の刑務所から出所した。しかし、中国当局は、中共肺炎(新型コロナウイルス肺炎)の14日隔離措置を実施するとして、王さんを出身地の同省済南市に連行し、王さんが所有する部屋に監禁を続けている。北京市にいる妻の李文足さんによると、済南市に見舞いに行った親族が地元の警察当局から取り調べを受けた。
2020/04/06
北京で拘束されている中国の人権弁護士・王全璋氏はこのほど、家族に手紙を送り、妻の李文足氏がその内容を公開した。そこには、出所後は当局から追跡されず、安定した生活を送りたいと書かれていた。妻は、当局が脅迫して、人権弁護士としての夫の意欲を失わせ、監視下に置こうとしていると疑っている。
2020/03/25
フランスとドイツは12月10日、2015年の弁護士一斉拘束事件で逮捕された人権派弁護士・王全璋氏の妻、李文足氏に「フランスとドイツの人権・法治国家賞」を授与すると発表した。李氏は11日、授賞式のために在北京フランス大使館に向かう途中、私服警官と公安に行く手を遮られたり、嫌がらせを受けたりした。
2019/12/13
2015年7月中国当局による人権派弁護士の一斉拘束で安否不明となった王全璋氏について、王氏が拘禁されている山東省臨沂刑務所は20日、王氏の家族らに対して動画でその近況を公開した。王全璋氏の妻、李文足氏によると、動画の中の王氏「かなり痩せて老けた。頭の反応が鈍く、目の視線が定まらない」様子だった。
2019/05/22
中国当局に拘束された王全璋弁護士の妻ら4人は17日、北京市の中央公園で当局による人王弁護士の長期拘束に抗議して、髪をそり落とした。
2018/12/20
世界人権デーである12月10日、世界16の弁護士団体が共同で中国当局に対して、拘束中の人権弁護士・王全璋氏の釈放と、王弁護士家族への抑圧を停止するよう書簡を送った。米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が10日報じた。
2018/12/12
中国は11月6日から9日にかけて、国連人権理事会の第3回人権査定を受け入れる予定だ。中国当局は受け入れる姿勢だが、国内の深刻な人権侵害のニュースは頻繁に聞かれる。専門家は、中国の人権関連の法律は空虚な党のスローガンだと指摘する。
2018/11/05
中国を初公式訪問している英ジェレミー・ハント外相と在中英国大使は7月30日、中国当局が2015年に一斉拘束した弁護士たちの妻と面会した。妻たちは外相らに「3年間の失踪と今の状況を詳しく説明した」とSNSで報告している。
2018/07/31