NICTは、9日に発生したX1.8クラスの太陽フレアが10日深夜に地球へ到達し、人工衛星やGPSに影響を及ぼす可能性があると発表。通信障害が懸念されているが、人体への影響はないとされる。今年5月には複数回の大規模フレアが発生し、日本でもオーロラが観測された
情報通信研究機構(NICT)は29日午前0時過ぎに大規模な太陽フレア(爆発)現象が発生したと発表した。地球周辺の電離圏や地磁気が乱れ、30日以降、人工衛星や短波通信などに障害が発生する可能性があるという。
太陽活動や宇宙環境変動を観測する国立研究開発法人情報通信研究機構は8日、太陽表面で発生した6日の最大級の「フレア」で放出された大量の粒子が8日午前7時ごろ地球の上空に到達し、磁場が乱れているのを観測したと明らかにした。
2017/09/08
アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、日本時間6日午後19時頃に強力な太陽フレアが観測された。放出されたプラズマによる通信障害(デリンジャー現象)が発生する恐れがあるとして、NICT宇宙天気情報センターは高エネルギー電子の臨時警報を発令した。十数年来で最強とも言われる突発なフレアに対し、科学者は困惑を隠せない。
2017/09/07