不知火町(しらぬいまち)は熊本の中部にある宇土半島の南側に位置し、八代海(不知火海)に面しています。温暖な気候と内海に恵まれ、漁業の町として栄えました。安政2年(1855年)には松合漁港が完成し、熊本藩第一の漁港となりさらに繁栄しました。また元禄時代には豊かな地下水を使った酒造が始まり、酒造の街としても知られるようになりました。しかし、三方を山で囲まれた土地に民家が密集しており、火事になると大きな被害を受けました。文政9年(1826年)~天保2年(1831年)には、4度の大火で、のべ871戸の
2015/09/01