中国で年々強まる市民への監視。その目は、すでに大学生の生活空間にまで入り込んでいる。
中国教育部はこのほど、大学の学生管理に関する2026年版の指針を公表。学生の生活や思想教育を担う「輔導員」を学生寮などに常駐させ、学生と食事を共にし、寮で一緒に暮らすよう求めた。
輔導員とは、学生の相談だけでなく、学生管理や思想・政治教育も担う中国独特の職員だ。
この仕組みは、すでに中国各地の大学に広がっている。陝西省では8000人を超える専任輔導員が学生寮などに入り、上海でも寮への常駐を進めている。武漢や成都の大学では、輔導員を採用する際に寮への入居を求めている。
こうした学生生活への管理強化に、ネット上では「全面監視ではないか」「学生の集団行動を防ぐ狙いでは」と疑問の声が相次いでいる。
本紙姉妹メディアNTD新唐人テレビの取材に応じた江蘇省の大学の輔導員は、24時間待機を求められており、その目的は「学生の言論や思想を監視すること」だと明かした。
学生への「見守り」は、教室を出ても、寮に戻っても続く。中国の大学生にとって、息を抜ける場所はどこにあるのだろうか。
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