旅行サイトで上位に出てくるホテルを見ると、「人気がある」「評価が高い」と思う人も多いだろう。
ところが中国では、ホテル側がお金を払って上位表示を獲得する仕組みなどが問題視され、大手旅行プラットフォーム4社が当局の調査対象となった。
対象は、美団(メイトゥアン)、Fliggy(フリギー、飛猪)、同程旅行、途家(トゥージア)の4サービス。
調査の焦点は、ホテルがお金を払えば検索上位に表示される仕組みだ。さらに、ホテルに「他のサイトより安くする」よう求めたり、宿泊料金をホテル側が自由に決められないようにしていた疑いも調べられている。
4社はいずれも調査への協力を表明しているが、問題とされた行為について詳しい説明はしていない。
宿泊施設の経営者によると、上位表示のための費用や予約成立時の手数料などを合わせると、負担は宿泊料金の約2割に達するケースもあるという。ホテル側は旅行サイトから客を得られる一方、サイトへの依存が強く、条件を受け入れざるを得ないとの声もある。
一方、中国のオンライン旅行サイトでは以前から、利用者によって宿泊料金が違って表示されるなど、価格をめぐる苦情が相次いでいる。同じホテルでも、一般会員より上級会員のほうが約1割高かったとの報告もある。さらに、支払い画面に進むたびに値上がりしたという声もある。
旅行サイトの「おすすめ」や検索上位は、ホテル選びを大きく左右する。人気や高評価で上位なのか、それともお金を払ったから上位なのか。さらに、表示されている価格は本当に誰にとっても同じなのか。
利用者には見えない仕組みがある以上、「おすすめ」や表示価格をそのまま信じず、複数のサイトやホテル公式料金と比べることも必要になりそうだ。
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