イランのイスラム革命防衛隊は29日、バーレーンとクウェートに向けて新たな無人機とミサイルを発射した。
米軍は27日、イラン軍の標的に対して新たな攻撃を実施した。双方による応酬は、先週両国が採択した和平枠組みの持続性を試している。
「米軍機が、停戦合意に違反したイランのミサイル・無人機貯蔵施設と沿岸レーダー施設を、再び攻撃した」
トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」にこう投稿した。
「彼らは決して学ばない可能性が非常に高い。我々がもはや理性的でいられなくなる時が来るかもしれず、その場合、我々が極めて順調に始めた任務を、軍事的に完遂せざるを得なくなる。そうなれば、イラン・イスラム共和国はもはや存在しなくなるだろう」と続けた。
米中央軍(CENTCOM)は声明で、米軍が27日の一連の攻撃で、イランの防空システム、無人機貯蔵施設、機雷敷設能力、通信システム、監視インフラを標的にしたと発表した。
27日の米軍によるイラン攻撃は、ここ数日続く一連の応酬の一環である。
イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は29日、バーレーンとクウェートに向けて新たな無人機とミサイルを発射した。イスラム革命防衛隊は、米政府が攻撃を続ければ戦争終結に向けた交渉を「完全に停止する」と警告した。
「バーレーン王国は、度重なるイランの侵略を止めるための国際的な行動を求める」と、バーレーン外務省はXで表明した。
さらに、緊張緩和を目指す和平協議のさなかでのイランの侵略の継続は、緊張緩和に向けた取り組みを「損なうものであり、この道筋を支持する国際社会の意思に対する直接的な挑戦である」と付け加えた。
地域の緊張は、25日にシンガポール船籍の貨物船エバー・ラブリー号を片道攻撃型無人機が直撃して以降、高まってきた。米政府はこの攻撃をイランによるものと断定し、26日にイラン国内への一連の攻撃で応じた。
「昨日の、エバー・ラブリー号へのイランの攻撃に対する米軍の攻撃の後、イランは停戦合意を守る機会を与えられたが、それを選ばず、本国(米東部時間)午前4時30分に片道攻撃型無人機を発射し、キク号に命中させた」と米中央軍は27日に述べた。キク号はパナマ船籍の石油タンカーである。
イスラム革命防衛隊はまた、26日の米軍によるイラン攻撃への報復として、地域内の米軍標的への攻撃を実行したと主張した。
バーレーンとクウェートは、両国の領土が27日にイランの爆発物搭載の片道攻撃型無人機による攻撃を受けたと表明した。
これらの新たな砲火の応酬は、地域の長期的な和平枠組みをめぐる対立が続くなかで起きた。
米国とイランは17日、2月28日に米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始して両国間で始まった大規模な武力紛争の解決を目指す、14項目の覚書を発効させた。
17日の覚書は、イランと連携する国際的に指定されたテロ組織ヒズボラに対するレバノンでのイスラエル軍の作戦を含め、地域全体での即時の戦闘停止を求めていた。
国際的な石油化学製品輸出の要衝であるホルムズ海峡の管理をめぐっても、対立が続いている。
イラン軍は、2月28日に戦闘が始まった後、ホルムズ海峡へのアクセスを封鎖する動きに出た。
17日の覚書は、さらなる交渉を可能にするため、イランがホルムズ海峡を通る「商業船舶の安全な通航を無料で」60日間確保するよう求めていた。和平枠組みでは、海峡を挟んで向かい合うイランとオマーンが、近隣諸国と協議のうえ、海峡の交通を管理する長期的な方法について調整することになっている。
今週、イランのイスラム革命防衛隊は、ホルムズ海峡を通航する船舶はイランが公式に指定した航路のみを使用しなければならないと警告した。イスラム革命隊の軍部門は、イラン政府との事前協議なしに新たな航路が設定されたとの報道を受けて、この勧告を出さざるを得なかったとしている。
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