米中晩餐会の女性給仕係に注目集まる SNSでスパイ疑惑浮上

2026/05/19
更新: 2026/05/19

トランプ米大統領一行が中国・北京で開かれた晩餐会の映像がインターネット上で拡散され、会場にいたサービス係の女性の表情や動作が「武装警察や特殊警察部隊の情報要員ではないか」との憶測を呼び、物議を醸している。

トランプ氏は5月13日から15日までの3日間、中国を公式訪問した。14日夜には、中国共産党当局が北京の人民大会堂・金色ホールで、トランプ氏一行を歓迎する晩餐会が開催された。

16日、この晩餐会の映像が中国のSNS「微博(ウェイボー)」上で拡散された。映像では、赤い制服を着た女性サービス係たちが会場内を行き交いながら、鋭い視線で周囲を見回し、来賓の動向を注視している様子が映っていた。周囲にはスーツ姿の男性警備員も多数配置されており、女性スタッフが近づいて耳打ちをする場面や、その後に男性側が周囲を警戒するように視線を巡らせる場面も確認された。

この映像について、中国のネットユーザーからは、「あの女性たちの視線は特殊警察そのものだ」「普通のサービス係ではあり得ない」「訓練された軍人がサービス係の服を着ているようだ」などの指摘が相次いだ。

さらに、「全員が国家の警備要員だ」「女性スパイだ」「来賓を一人一人警戒して見ている」「外国賓客を接待する国宴会場で働く人間が厳重な身元審査を受けていないはずがない」「厳格な選抜を経た人員だ」といったコメントも投稿された。

この映像はX(旧ツイッター)でも急速に拡散され、「晩餐会で酒を注ぐ係まで情報要員なのか」「米代表団は至近距離で『人体盗聴』を受けていたのではないか」といった憶測を呼んだ。

さらに、「彼女たちは単なるサービス係ではなく、本格的な情報工作員だ」「価値ある情報を盗み取るため、さらには小型盗聴器を仕掛ける機会をうかがっていたのではないか」といった過激な主張も広がった。

15日午後、トランプ氏は専用機エアフォースワンで北京を離れた。

米紙ニューヨーク・ポストの記者エミリー・グーディンさんは15日午後2時30分、Xへの投稿で、エアフォースワン搭乗前に米側スタッフが、中共当局から配布された記念品や代表団バッジ、さらにホワイトハウスが支給した「使い捨て携帯電話(バーナーフォン)」などをすべて回収したと明らかにした。

グーディンさんはX上で、「離陸前にそれらをゴミ箱へ捨てた」「中国由来の物品は一切、機内へ持ち込むことを許されなかった」と説明した。

米FOXニュースはこれに先立ち、トランプ氏および随行関係者の多くが、訪中時には普段使用しているスマホなどの電子機器を持ち込まず、簡易仕様の「クリーン端末」や一時使用のノートパソコン、厳格に管理された通信システムを使用していたと報じていた。

これは、中国国内で米政府関係者が監視やハッキング、データ窃取を受けるリスクを最小限に抑えるためだという。

元米シークレットサービス(大統領警護隊)隊員で、現在は「セーフヘイブン・セキュリティ・グループ」の警護部門責任者を務めるビル・ゲージ氏は、「中国は大規模監視国家だ」と指摘。その上で、米政府による事前説明では、中国では「すべてが監視されている」と明確に警告されると語った。

新唐人