トランプ氏所有のゴルフ場で男を逮捕 警備エリアで妨害行為

2026/05/04
更新: 2026/05/04

米当局の発表によると、5月2日、マイアミのトランプ・ナショナル・ドーラル・ゴルフクラブにて、警備エリアに近づき妨害行為におよんだ男が警察に逮捕された。

米シークレットサービス(連邦警護局)は、事件当時、トランプ米大統領は同ゴルフ場には不在であったと述べている。

事件の様子は動画に収められ、オンライン上に投稿されていた。シークレットサービスは、ドーラル警察署がゴルフ場で男を逮捕する様子を捉えた動画がネット上で拡散されていることを把握しているとした。

シークレットサービス・マイアミ支局のマイケル・タウンゼント特別捜査官代理によると、午後4時15分ごろ、男がシークレットサービスと地元警察官が配置されていた保安検査エリアに接近した。男は妨害を始め、適法な命令に従わなかったという。

男は、公共秩序を乱した罪および、暴力は伴わないものの警察官の指示に従わなかったとして、公務執行妨害の容疑で逮捕・起訴された。

トランプ・ナショナル・ドーラル・ゴルフクラブは、4つのチャンピオンシップコースを擁するマイアミの高級ゴルフリゾートである。同施設では4月30日から5月3日までプロのトーナメントが開催されていた。

5月1日、トランプ氏はフロリダ州へ移動し、まずザ・ビレッジズにあるザ・ビレッジズ・チャーター・スクールで高齢者とのイベントに参加し、大勢の支持者を前に演説を行った。同日夜、氏はドーラルから約75マイル(約120キロメートル)離れたウエストパームビーチのクラビス・センターにて、招待制のフォーラム・クラブ・オブ・ザ・パームビーチの夕食会で登壇した。

5月2日、トランプ氏はパームビーチ周辺に滞在していた。出発に際し、氏はパームビーチで記者団との懇談に応じ、同州を離れる前に取材に対応した。

高まる警備上の懸念

今回のドーラルでの逮捕劇は、先週末に発生した別の事件を受け、トランプ氏を取り巻く警備上の懸念が高まっている中で起きた。

コール・アレンの事件: カリフォルニア州在住のコール・アレン容疑者は、4月25日にワシントンで開催されたホワイトハウス記者会見夕食会にて、トランプ氏の暗殺を企てた疑いで起訴されている。アレン容疑者は複数の連邦罪に問われており、現在もワシントンで拘留中だ。なお、罪状認否はまだ行われていない。

ライアン・ラウスの判決: 2月、連邦裁判所は2024年の選挙期間中にトランプ氏の暗殺を企てたライアン・ラウスに対し、終身刑を言い渡した。裁判所は、その綿密な計画性と意図から、この計画をテロ犯罪に該当すると判断した。

検察側は、ラウスが数ヶ月かけて準備を進め、発砲可能な武器を所持しており、反省の色も見せていないと主張した。弁護側は殺害の意図を否定し、精神衛生上の問題を挙げたが、裁判所はこれらの主張を退けた。証拠によると、ラウスはフロリダ州ウエストパームビーチのトランプ・インターナショナル・ゴルフクラブ(当時トランプ氏がプレー中)の場外に陣取っていたところを、シークレットサービスの捜査官に発見された。