序列4位の王滬寧が習近平に異例のお辞儀 「両会」中の注目の一幕

2026/03/09
更新: 2026/03/09

現在、中国の首都北京で開催されている中国共産党の重要政治会議「両会(全国人民代表大会および中国人民政治協商会議)」で、全国政協主席で序列4位の王滬寧が、習近平に対して頭を下げ腰を折るように礼をする場面が見られた。中国政治において異例の行為とされ、国内外の注目を集めている。

中共の官製メディア「中央テレビ(CCTV)」の報道映像によれば、3月4日の全国政協開幕式で、王滬寧は演説後、ゆっくりと主席台を下り自席に戻る途中、習近平の右前方で短く立ち止まり、両手を下ろした状態で頭を下げ腰を折る礼を行った。

さらに報道では、王滬寧が会場で習近平と複数回会話した後、国務院副総理の丁薛祥や国家副主席の韓正にメッセージを伝える動きを見せたほか、後列の国務委員・諶貽琴とのやり取りでは、CCTVのカメラマンを通じて紙を直接手渡す場面も確認された。習近平は紙を受け取り一言指示した後、返送する様子も映像に残っている。

会議終了後には、習近平が諶貽琴とわざわざ会話する場面もあり、この一連のやり取りは中国国内外でさまざまな憶測を呼んでいる。

SNS上では「王滬寧は習近平に従属的態度を示している」「張又俠事件で恐れをなしたのでは」といった指摘が相次いだ。時事評論家の蔡慎坤氏は「王滬寧の礼儀は単なる儀礼以上に臣従を示す象徴的行為」と述べている。

一部では、王滬寧の娘一家が両会前に中央政府の指示で北京に移動させられたとの情報もあり、「安全の名目による人質」との見方も出ている。

中国問題専門家の江峰氏は「政権が揺らぐ際、最初に裏切る可能性のある人物は、王滬寧のような知識人だ」と指摘している。

専門家らは、王滬寧の行動は尊敬よりも恐怖と卑屈さの表れである可能性が高いと分析。政権内部では権力監視や家族コントロールが忠誠維持の手段として機能している現状を浮き彫りにしている。

新唐人