中国のSNS上で、スリングショット(小型の投射器具)を使って街中の監視カメラを撃ち壊す男性の動画が広く拡散している。
映像には、男性が道路を歩きながらスリングショットを構え、建物に設置された監視カメラに狙いを定めて弾を放つ様子が映っている。撮影していたカメラに弾が命中し、画面にはひびが入り、映像の大半が見えなくなった。
この動画に対して、中国のインターネット上では「命中率がすごい」「よくやった」「寄付したいくらいだ」などの声が相次いだ。中には「これで罰金を取られずに済む」と、運転手の本音を代弁するような書き込みもあった。
中国の都市部では、監視カメラは道路や住宅地、商店街に至るまで設置している。名目上は治安対策としているが、実際には市民の行動監視や交通違反の取り締まり、罰金徴収の手段として用いるためと受け止めている。
最近では、子供たちが交差点で「この先に警察がいる」と車に知らせる動画も話題になり、多くの称賛を集めた。
こうした行動が支持される背景には、「常に見張られ、すぐ罰せられる社会」への強い嫌悪感がある。
スリングショットで監視カメラを破壊する行為は当然ながら違法であり、危険でもある。それでも称賛の声が広がった現実は、中国社会において監視体制がいかに人々に嫌われているかを如実に示している。
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