中国では電気自動車(EV)の事故が相次いでいる。
2月1日、遼寧省営口市で、同国スマートフォン大手のシャオミ(小米)が販売する電気自動車「SU7」が、充電を終えた直後に突然炎上した。
現場では黒煙が上がり、爆発音とともに火花が飛び散る様子が撮影され、ネット上で大きな注目を集めた。
現場映像には、「電池が燃えたのではないか」という声や、「充電を終えてプラグを抜いた直後に煙が出始めた」との説明が記録されている。
中国メディアの報道によると、事故車両はレンタカーだった。車は充電を終え、充電スペースを離れて間もなく、車内中央の操作パネル付近から白い煙が出始めたという。その後、煙は黒煙に変わり、短時間で激しく燃え上がった。運転していた人物は異変に気づき、すぐに車から離れて消防に通報。駆け付けた消防隊によって火は消し止められ、けが人はいなかった。
シャオミの電気自動車をめぐっては、直近でも火災事故が続いている。1月19日には、海南省の自動車整備工場で洗車中の車両が出火した。この際、シャオミは「出火前、バッテリーは正常な状態だった」と説明したが、ネット上では批判の声が相次いだ。
同じ日、河南省の高速道路でも、シャオミの別モデル「YU7」が交通事故を起こした後に炎上している。
今回の営口市での火災を受けて、電気自動車の安全性をめぐる議論は再び広がった。2月4日、シャオミの広報担当者は声明を発表し、「車内に残っていた火種が周囲の可燃物に引火したもので、車両自体の問題ではない」と強調した。映像で確認された「花火のような爆発」についても、「車両の安全装置であるエアバッグが燃焼によって作動したもので、電池とは無関係だ」と説明している。
しかし、この説明に対し、ネット上では強い怒りと不信感が噴出した。「何が起きても他人の責任」「間違いを絶対に認めない企業だ」といった批判が相次いでいる。
シャオミの電気自動車では、洗車中の出火、事故後の炎上、衝突後に車内から脱出できず焼死したなど、すでに複数の重大事故が報告されている。
出火のたびに火は消し止められているが、疑問は積み重なっている。「問題はない」とする企業説明と、燃え盛る現場映像とのギャップが、利用者と市場の不安をさらに強めている。
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