中国の軍トップ激震! 中央軍事委副主席・張又俠と参謀長・劉振立が「重大規律・法律違反」で調査開始。蔡慎坤氏が高級将校17名拘束と暴露。習近平の粛清が軍崩壊招くか、袁紅冰氏分析。
1月24日、中国共産党(中共)国防部の発表によると、党中央政治局委員・中央軍事委員会副主席の「張又俠」、および中央軍事委員会委員・中央軍委合同参謀部参謀長の「劉振立」が「重大な規律違反および法律違反の疑い」により、立件審査と調査を受けていることが判明した。この発表により、これまで流布していた噂が事実であることを確認した。
中共系メディアの中央テレビ(CCTV)ニュースは国防部の発表を引用し、党中央政治局委員で中央軍事委員会副主席の張又俠、および中央軍委委員で同委合同参謀部参謀長の劉振立が「重大な規律違反および法律違反の疑い」で調査対象となり、党中央による検討の結果、両氏の立件審査と調査を決定したと報じた。
高官研修欠席で憶測広がる 蔡慎坤氏が17名拘束を暴露
これに先立ち、張又俠と劉振立は1月20日に開催した中共省部級高官による「特別研修クラス」の開講式を欠席し、さらに1月23日の修了式にも姿を見せなかったことから、両氏に何らかの異変が生じたのではないかとの憶測が広がっていた。
独立評論家の蔡慎坤氏は1月23日、Xに投稿し、「張又俠ら17名の高級将校が拘束されたという情報は極めて正確だ」と述べた。また、「劉振立上将、肖天亮上将、鍾紹軍中将なども逮捕されており、公安部特勤局・中央警衛局・中央規律検査委員会が合同で拘束作戦に参加した。まるで『重量級の軍事クーデター』の様相を呈している」と指摘した。
蔡氏はさらに、「今後も多くの将校が逮捕されるだろう」とした上で、「張又俠らの拘束については昨日の午後、省部級幹部にすでに通達され、本日は副省級幹部にも伝達される予定である」と伝えた。
袁紅冰氏分析 習近平 軍粛清が党衛軍を脆弱化
オーストラリア在住の法学者・袁紅冰氏は、中共内部で「習近平に対する不信感」と「中共体制の将来への絶望感」が急速に広がるだろうと分析した。そのうえで、「2026年、習近平は政治的危機に陥る可能性が高く、軍の危機はその政治危機の極端な表れにすぎない」との見方を示した。
袁氏はまた、「人々は中共の現職上将がほぼ壊滅状態になっているのを目の当たりにしている。実際には、中将や少将に対する粛清がさらに広がっており、大佐級の将校にまで及んでいる。元中央軍委委員の苗華とその秘書だけでも、習近平に政治的忠誠を誓っていないとする軍人の名を3千人以上挙げた」と述べた。
さらに袁氏は、「習近平は『刀を内に向ける自我革命』と称する大規模粛清を推進しているが、その実態は中共軍隊のあらゆるレベルの指揮体系を破壊しており、2026年は中共党衛軍(人民解放軍は国家の軍隊ではなく、中共の私兵)にとって最も脆弱な一年となるだろう」と警告した。
袁氏は結びに、「習近平は大粛清によって軍の忠誠を確保できると考えているが、新たに昇進した将校たちも最終的には彼に対して不忠を繰り返すという悪循環に陥るおそれがある」と指摘した。
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