米軍150機出動でマドゥロ氏拘束 ベテラン操縦士「極限の難度」

2026/01/16
更新: 2026/01/16

米軍が最近、ベネズエラを電撃的に攻撃し、マドゥロ大統領を拘束したとの報道が世界に衝撃を与えている。米国のベテラン操縦士によると、この作戦は航空技術や作戦システムの両面から見ても、ほとんど不可能に近い任務だったという。

米ベテラン操縦士であるスカイ・N氏は、「米軍は一人の死者も出さず、一機も損傷させずに作戦を完遂した。これは驚異的なプロセスだ」と語る。

20年以上の飛行経験を持つスカイ・N氏は、米軍によるマドゥロ大統領の拘束作戦に強い衝撃を受けたという。

米軍の説明によれば、拘束任務を担ったヘリコプター部隊は、夜間に高度約30メートルで水面すれすれを飛行し、ベネズエラ領空に突入したという。さらに低空飛行を維持しながら首都カラカスへと進入した。

スカイ・N氏は
「これほど低空で飛行すれば、万が一機体にトラブルが発生しても、操縦士が対応する余裕はほとんどない。わずかな異常でも墜落の危険がある。しかも、電線や通信塔などの障害物も多い。米国内ならGPSで位置を把握できるが、敵対国ではそれも不可能だ。米軍が示した飛行精度は、数十年にわたる訓練と積み重ねの成果であり、一朝一夕に達成できるものではない」と指摘した。

作戦当日には、150機もの最新鋭の軍用機が一斉に出動した。スカイ・N氏によると、もう一つの大きな難関は、敵側の衛星監視網や情報システムに探知されないよう行動することだったという。

スカイ・N氏は「アメリカのどの訓練に、どれほどの戦闘機や爆撃機が参加しているか、敵対国はかなり正確に把握している。ところが今回は、150機がすべて姿を消し、配置も特定の基地に集中していた。おそらく半年ほど前から、毎週少しずつ機体を移動させ、極秘裏に態勢を整えていたのだろう」路分析した。

同時に、150機の運用を支える整備・後方支援チームの存在も厳重に秘匿化されていたという。

「機材が増え、技術が高度になるほど、維持・点検の際にミスが起こるリスクも高まる。戦闘機1機につき最低でも7〜8人の地上要員が監視にあたる。150機分となれば千人規模の整備要員が必要だ。これに指揮官や後方支援部隊を含めれば、その管理システムがいかに巨大で、しかも秘密裏に進められたかが分かる」

数多くの難題を抱える中で、米軍がベネズエラ側の反応より先にマドゥロ大統領を生け捕りにしたという事実について、スカイ・N氏は「この結果こそ、米軍の統合管理能力、訓練水準、そして戦備体制の強さを如実に示すものであり、無視できない」と語った。