ドナルド・トランプ大統領とファーストレディは、12月14日にブラウン大学、オーストラリアのボンダイビーチ、シリアで発生した暴力的な攻撃の犠牲者とその家族に対し、弔意を表明した。これは、大統領がクリスマスとハヌカ（ユダヤ教の光の祭り）を祝うためにゲストをホワイトハウスに迎えた際の発言である。

「始める前に、残念ながら、もはや我々と共にいない2名の人々に心から哀悼の意を表したい」と彼は述べた。これは、ブラウン大学で銃撃犯に殺害された2名について言及したものである。この攻撃では他に9名が負傷した。

「2名はいま、天国から我々を見下ろしているだろう」と大統領は述べた。

「そして、もはや我々と共にいないあの2名の家族に対し、私はアメリカ合衆国から最も深い哀悼の意と敬意を表する。これは非常に重要なことであり、我々の偽らざる気持ちだ」

「同様に、ご存知のようにオーストラリアでも恐ろしい攻撃があった」とトランプ氏は述べた。「あれは明らかに反ユダヤ主義的な攻撃だ。私は心から皆に哀悼の意を表したい」

トランプ氏が言及したのは、シドニーの有名なボンダイビーチでの大量銃撃事件である。この地域はオーストラリアのユダヤ人コミュニティが多く住んでいる。この攻撃は、夜の7時頃に日没を迎えるのと同時に、ベット・ヨセフ・シナゴーグ（Bet Yosef Synagogue）が主催したハヌカ祭を標的としたものであった。

ハヌカ、またはユダヤ教の光の祭典は、今年12月14日の日没とともに始まり、ユダヤ人が、神殿に異教の偶像やゼウスへの供物を置いた外国の侵略者からエルサレムを取り戻したことを祝うものである。

「我々はここにクリスマスを祝い、そして（同時に）ハヌカも祝うために集まっているが、今日、我々は声を大にしてハヌカを祝うべきであると思う。なぜなら、あれ（シドニーでの攻撃）はあまりにも恐ろしい攻撃であり、純粋に反ユダヤ主義的な攻撃であったからだ」とトランプ氏は述べた。

少なくとも15名の犠牲者が出ており、40名が負傷した。2名の容疑者のうち1名は警察との銃撃戦で殺害され、もう1名は病院で拘束されている。銃撃犯はシドニーの西郊外、ボンダイビーチから約30マイル離れた場所に住む、父（50歳）と息子（24歳）であった。

トランプ氏は、ボンダイで銃撃犯の1人を武装解除することに成功した男性の姿勢に感服の意を表した。その男性は、私的な復讐や自警行為（法的手続きを経ない制裁）に走ることなく、勇敢に行動した。

「オーストラリアでは、おそらく読んだと思うが、極めて勇敢な人物がいた。彼は実際、射手の一人に正面から向かっていき、多くの命を救ったのだ。その非常に勇敢な人物は、今、病院でかなり重傷を負っている。これほどまでの行動をとった彼に対し、多大な敬意を表する」とトランプ氏は述べた。

トランプ氏はまた、シリアでのISISの攻撃で殺害・負傷した3名のアメリカ人にも思いを馳せた。この攻撃についてトランプ氏は、新しいシリア政府はアメリカ軍と共に、ISISの脅威を阻止・無力化（中和）しようと努めてきたと述べた。

「私はその家族に哀悼の意を表したい。また、3名が負傷したが、そのうち2名はすでに退院しており、1名は大丈夫だろう。しかし、我々は3名を失った」

国防総省によると、12月13日、シリア中部でISISテロリスト集団の銃撃犯による待ち伏せ攻撃により、米陸軍兵士2名と民間の通訳1名が殺害され、他に3名が負傷した。

米軍は、進行中の対ISISおよび対テロ作戦を支援するための主要な指導者との連携を助けるためにそこに駐留していた。

トランプ氏は、シリアのアーメド・アル・シャラー暫定大統領がこの攻撃に「打ちひしがれている」と述べ、米国とシリアは「報復する」だろうと述べた。

シリア当局は12月14日、この死亡事件に関与した容疑者5名を逮捕したと述べた。

「シリアでは、犯行に及んだ者たちに多大な損害が与えられるだろうと言える。犯人、個人は捕まったが、大きな損害が与えられるだろう」とトランプ氏は付け加えた。

「だから…大変な一日であった」と大統領は述べた。

ファーストレディも、これらの攻撃で影響を受けた人々の家族や友人に向けたメッセージを述べた。

「この困難な時期に、世界中で愛する人を失った人々の家族に、私の思いと祈りを捧げる」と彼女は述べた。「私たちはここでクリスマスを祝っているが、彼らが経験していることに思いを馳せている。私の心は彼らと共にあります」

FBIは日曜日、ブラウン大学の銃撃事件に関して、重要参考人1名を拘束したと述べた。