青森県で大きな揺れが起きた夜、旅館の一室で撮影された動画が台湾と日本のネット上で話題になった。
突然の横揺れで部屋全体が揺られ、棚の物が落ちていく。撮影者の声にも緊張がにじむ。
ところが、その映像には思わず気持ちが和らぐ場面が映っていた。揺れの中、台湾人観光客たちが、倒れかけたテレビをそっと支え合い、傷つけないように気を配りながら床へ移していたのである。慌ただしい状況にもかかわらず、動きには落ち着きと丁寧さがあった。
(揺れの中で協力してテレビを押さえる台湾人観光客、2025年12月8日、青森県)
激しい揺れの最中でも、物を大切に扱おうとする姿勢に日本の視聴者からは「こういう気遣い、なかなかできない」「怖い中でも優しさがにじんでいる」といった声が寄せられた。
危険な瞬間にも人を思い、物を大切に扱おうとする姿勢に、多くの人が心を温められたという。
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