自民党は2日午後、両院議員総会を開き、大敗した参議院選挙の総括文書について報告を行った。
石破茂首相は自民党両院議員総会で、「地位に恋々とするものでは全くございません。しがみつくつもりも全くございません」と語った。「しかるべき時にきちんとした決断をする」と述べるにとどめ、自身の進退については明言しなかった。
また、参院選で多くの候補が落選したことについて「多くの同志を失ったことはひとえに私の責任だ」と述べ、陳謝した。
参議院選挙の敗因について、LGBTに関して一部保守層の離反を招いたことや「政治とカネ」の問題などを挙げ、党再生に向け「解党的出直しに取り組む」と強調した。
森山裕幹事長も、選挙結果について「執行部に身を置く者として責任を痛感している」と語り、「いま必要なことは党の一致結束」と語った。
森山氏は辞任する意向を示しているが、同氏が辞任すれば、他の党四役も同調する可能性が高い。
総括文書を取りまとめた後、臨時総裁選実施の是非を問う手続きに入る。
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