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物価高の中 すき家が牛丼を値下げ  並盛を450円に改定

2025/08/29
更新: 2025/08/29

牛丼チェーン大手「すき家」を展開する株式会社すき家(本社・東京都港区、代表取締役社長・笹川直樹)は、2025年9月4日午前9時から牛丼の価格を改定すると発表した。

今回の値下げは、原材料費やエネルギーコストの上昇により物価高が続く中、より多くの利用者に手頃な価格で商品を提供することを目的とするものだという。すき家の牛丼には、国産のコシヒカリやひとめぼれといったブランド米を100%使用しており、味や品質は維持したまま価格を引き下げる方針である。

価格改定の内容は以下の通り。ミニは430円から390円、並盛は480円から450円、中盛は650円で据え置き、大盛は680円から650円、特盛は880円から850円へとそれぞれ値下げされる。一方でメガ盛は1030円で据え置かれる。

同社をめぐっては、今年に入り一部店舗で牛丼に異物が混入していた事案が発覚し、消費者の不安を招いた。会社側は再発防止策を講じ、品質管理の徹底を表明した。今回の価格改定は、そうした信頼回復の途上で打ち出された施策とも言える。

エポックタイムズの記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。他メディアが報道しない重要な情報を伝えます