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世界移植大会が米国で開催 中共の生体臓器収奪を非難

2025/08/08
更新: 2025/08/08

「世界臓器移植大会」がサンフランシスコで開催されている。世界各地から数千人の移植医師、麻酔科医、看護師、臓器調達担当者がこの会議に参加している。ここ数日、「強制臓器摘出に反対する医師団」(DAFOH)と法輪功学習者が会場外で集会を開き、大会に参加する医療関係者や市民に対して、中共による法輪功学習者への生体臓器収奪の実態を伝え、このような暴挙の停止を訴えている。

「強制臓器摘出に反対する医師団」の創設者であるトルステン・トレイ氏は次のように述べている。
「私たちは、より多くの医師の方々と接触し、強制的な臓器収奪に関する情報を提供しようと努力しており、この闘いを突破したいと考えている。すでに19年間、私たちは困難な状況の中で戦い続けてきた。驚くべきことに、私たちが直面している最大の抵抗は、医療界、とくに臓器移植分野から来ているのだ」

1999年7月、中共は法輪功の弾圧を命じ、「名誉を貶め、経済的に破滅させ、肉体的に消滅させる」という政策を実行した。法輪功学習者は、中共による生体臓器収奪の主要な標的となっている。医学界の不完全ながらも深刻な証拠によると、過去26年間で少なくとも数百万人の法輪功学習者が、中共により臓器を収奪されたのちに殺害されたとされている。

「強制臓器摘出に反対する医師団体」の副医療部長であるアリ・セントゥリオン氏は、次のように述べた。
「私たちは、この問題が現在も続いていることを知っている。中共は隠蔽し、あらゆることを否定している。しかし、私たちは発信し続ける必要がある。なぜなら、この事実を知っている人はまだ十分とは言えず、より多くの人が知ることで、この暴挙を止める手助けになるからだ」

さらにセントゥリオン氏は、次のようにも語った。
「中国では今でも1〜2週間で臓器が手に入ると言われている。数年前までは、インターネット上で臓器が公然と売買されていた。1〜2週間で臓器が見つかるなどということは、倫理的にあり得ないことで、現実的にも不可能だ。私の母と兄は、それぞれ米国とスペインで移植手術を受けたが、臓器が見つかるまでに3年から5年を要した。今日でも、これほど短期間で臓器を入手することはできない」

臓器が迅速かつ容易に手に入るため、一部の医師は患者に中国での移植手術を勧めているが、中共がドナーの元を隠し、患者のニーズに応じ人を殺しているという深刻な事実に目を向けていない。

トルステン・トレイ氏は次のように警鐘を鳴らす。
「例えば、米国の医師が患者に『2週間で腎臓が見つかるから中国に行きなさい』と勧めることがある。しかし実際には、その患者のために、法輪功学習者や他の良心の囚人が殺害されたのだ。これは『需要に応じた殺人』に他ならない」

「強制臓器摘出に反対する医師団」は今回の大会を通じて、医療界および一般の人々に対し、中共の臓器移植産業の背後に潜む重大な罪を明らかにしようとしている。