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激変する中国 今回も「人災」だったのか?

なぜ中国では毎年「街が沈む」? 内モンゴルで冠水【動画あり】

2025/07/28
更新: 2025/07/28

中国では、雨季のたびに、都市が水没するのがもはや常態となった。しかし、それは本当に自然災害だけなのか?

内モンゴル自治区の省都・フフホト(呼和浩特)市が7月25日、記録的豪雨に見舞われ、市街地の広い範囲が冠水した。道路の陥没により車が転落する事故や19歳配達員が感電する事故も発生するなど、都市機能が一時マヒした。

被害の原因について、住民の多くは「上流の紅領巾水庫(ダム)の放流が洪水を招いた」とみており、SNSでも「これは天災ではなく人災だ」との批判が噴出した。

 

(上流の紅領巾ダムで放流が行われる様子、2025年7月25日)

 

人災だという批判は今回が初めてではない。先月の貴州省の洪水でも、上流ダムの放流や排水設備の不備が指摘された。被災地(貴州)をよく知る元裁判官・林小龍氏は「中国の洪水はどの都市にも人災がある。多くは腐敗と手抜き工事が生んだ構造的な問題だ」と断言した。

 

林小龍さん。2025年6月1日、米カリフォルニア州・自由彫刻公園で行われた集会で(撮影:馬尚恩/大紀元)」

 

中国当局は例年のように「異常気象」や「数十年に一度の豪雨」と説明するが、繰り返される被害と失われる命に、国民の不信と怒りは深まるばかりだ。

 

(冠水した内モンゴル・フフホト市内、2025年7月25日)

 

(冠水した内モンゴル・フフホト市内、2025年7月26日)

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!