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中国 雨上がりの空に現れた「浮かぶ街」 それは幻か、それとも異なる次元の風景か?

中国の空に現れた「空中都市」【動画あり】

2025/06/17
更新: 2025/06/17

「見た目は何かの建物、だがそこは空であり、何もあるはずがない……」6月10日、中国遼寧省・瀋陽市で夕方の雨上がりの空に突如「存在しない都市の建物」が浮かび上がり、地元メディア「遼瀋晩報」が報じるなど注目を集めた。

過去にも、中国各地で同様の“空中都市”現象が繰り返し観測されており、その神秘性に注目が集まっていた。

当時の様子を撮影した地元市民の郭さんがSNSに投稿した動画には、雲間にうっすらと建物のようなシルエットが浮かび上がる様子が映っていた。

現場は、市内の高架道路付近で、郭さんは「雨が止んだ直後に、スマホで空を撮っていたら、雲の中に浮かぶような現代建築に気づいた」と説明し、「自分は普段からこのあたりに何があるかを熟知しているが、あの建物は実在しない」と断言した。

郭さんによれば、その空に現れた現代的な建築は約20秒で消え、その後、翌日に同じ場所・同じアングルで撮影しても、再びその光景を見ることはできなかった。「これはただの蜃気楼ではなく、別の空間が一瞬この現実に現れたのだ」と郭さんは断言した。
 

 

(2025年6月10日に中国・遼寧瀋陽市で撮影された空に浮かび上がる「現代建築のような建物」)

 

このような「実在しない都市の映像」は、過去にも何度も観測され、山東省青島市(2024年、2023年)、広東省汕頭市(2025年)、安徽省蚌埠市(2023年)など、各地で「空に浮かぶ都市」が撮影され、国内メディアやSNSでもたびたび話題になった。

中国の歴史書にもたびたび登場する、俗にいう「蜃気楼(しんきろう)」の現象は、科学では「光の屈折によって遠くの景色が空や海上に映し出される自然現象」と片付けられているが、実際には対応する元の景色がどこにも見つからないケースも多く「これは異空間の景色が偶然この世界に映し出されたのではないか」と考える人も少なくない。

「幻」とされるものは、本当に幻なのか……。それとも私たちが「現実」と思っているこの世界こそ、どこかの誰かに映された蜃気楼なのだろうか。

実際に存在しないものが「映る」現象は他にも報告されて、山東省では暗闇の建物が水面にだけ明るく映り、四川では光のないビルの“倒影”が赤く輝いて見えた。どちらも現実と一致せず「平行世界を映したのでは」との声が響いた。



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李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!